なぜネフローゼになるのか?どう治すのか?

残念ながら原因不明…

ネフローゼ症候群になるキッカケ(糸球体に異常がおこる)は様々です

 

ネフローゼ症候群は

腎臓自体に病気が起こりネフローゼになる一次性と

糖尿病などの他の病気からネフローゼになる二次性に分けられていますが

残念ながら今の所ハッキリとした原因が断定されていません

 

一次性のネフローゼ

風邪等の免疫の病気がきっかけだったり虫刺されや湿布(しっぷ)等が免疫に影響して発病するのではないか?

ストレス(精神、身体)で免疫力が低下している時に発病するのでは?という人もいます

 

その他

水道水の塩素や野菜に含まれている農薬にも問題があるのではないか?

とも噂されていますが定かではありません

 

毛染めや整髪料、洗髪料説もありますが

身体の免疫機能の異常が大きく関係しているのは間違いないだろうと言われています。

 

そして二次性のネフローゼ

膠原病や糖尿病の他に肝硬変や細菌による感染症等、

他の病気がきっかけで発病することが確認されています

 

病気によってはネフローゼ治療の前にその病気の治療を優先し、

その後ネフローゼの治療となります

 

ネフローゼの治療法(僕の場合)

 

ネフローゼ症候群と診断されると、

自分がどのタイプ(大きく4種類に分類)のネフローゼなのかを調べる

腎生検(じんせいけん)という検査を受けます

 

背中からレントゲンやエコーで腎臓の場所を調べ

腎生検針で腎臓の組織を取り出し顕微鏡で調べます

一次性なのか二次性なのか?

腎臓の組織が現在どうなっているか?を念入りに調べます

タイプが確認されると

ステロイド剤を第一候補とした投薬治療を行います

 

浮腫みに対しては利尿剤を使い治療していきます。

蛋白尿が多い時には減塩・低蛋白の食事療法を行い、なるべく腎臓にダメージを与えないようにします

 

ネフローゼ症候群の治療法や使用する薬は

日本各地の病院、医師の方針によって差異がありますが

 

薬物療法としてステロイド剤、

免疫抑制剤、抗血小板薬を使うケースが多いようです

*ネフローゼ治療に使われる薬(リンク)他にもネオーラルという薬もよく使われています

 

高度の浮腫みや肺水腫、呼吸不全を起こした場合や急性腎不全を起こした場合には一時的に透析療法を行うこともあります。

二次性ネフローゼ症候群の場合は原因疾患の治療を優先して治療をしていきます

 

僕が使用したネフローゼの治療薬はこちら

プレドニゾロンというステロイド剤(後にプレドニンに変更)

タケプロン(胃腸を守る)

ペルサンチン(血栓を防いだり、たんぱく尿の改善)

フォサマック(骨粗しょう症予防)

    

これらの薬を使っての治療の他に

【吸入】という肺を殺菌する治療もうけました(風邪の予防)

 

健常者は1日におよそ5ミリのステロイドを作るそうですが

僕の場合は12倍の60ミリのステロイド剤を1日3回に分けて服用することから治療が始まりました。

 

免疫力が落ちてしまうので風邪を引きやく

そのまま肺炎になりやすいので

個室に隔離された状態で2ヶ月ほど病室から出れませんでした。

 

定期的に採血、採尿の検査を行いながら、

使う薬の種類や量をコントロールしながら経過を見ていきます。

 

ネフローゼ症候群の治療は

[入院して厳重な安静]が基本となります。

 

腎臓に負担がかからないように安静にして、

塩分とたんぱく質を抑えた食事を摂ります

つまり、超ヒマです。。(笑)

 

退院後は定期的に病院での検査(採血・採尿)を受けながら、薬をゆっくりと減量していくという長期間の治療となります

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