時間はかかるが努力が実る農耕型
ぼくは土地を耕して種をまいて、芽が出るのを見守り、風や雨や雪や日照りから守り、収穫の時を喜ぶ「典型的なド農耕型」の人間です
–海に出て魚がいそうな場所に船を走らせて一撃必殺!–
これはぼくの勝手な「狩猟型」のイメージです、ぼくにはこれが出来ません 売ったらお終い。という考えになれません だからアンタはいつまで経ってもお人好しなんだ!とよく叱られます(笑)
ダーツとビリヤードのお店を経営していた頃から「目先の1万円より、毎日500円の30日で1万5千円」を大事に大事にしてきました
7ヶ月ぶりにタコヤキ屋に復帰してから、毎日のように晩御飯を食べに来てくれる人が居ます、大学二年生になったあの子は後輩の飯代を払い爽やかに帰っていきました
原レントゲン田さんはぼくの肩を心配してお店に来てくれました
タクスィねっきーナも「お店が落ち着いてきたころかと思って」と夜に会いに来てくれました
目に見えないけど心のつながりは絶対にあって、こうして車を走らせて会いに来てくれる人がいる。これがぼくの宝物です
一緒に歴史を作っている感じが大好きなんだって、やっと気づきました
10年前に、「ねぇアイビー、アイビーが一生懸命に真面目に色々頑張ってるのはスゴクわかるよ。だけどね、そんなアイビーを心配してくれてる人に気付きなさい、アイビーはもう少しだけ、人に頼るってことをしたほうが良いよ」
と諭してくれた親父さんがいます
弱さを見せちゃいけないとずっとずっと思っていました、でも今のお店をOPENしてこの言葉の意味が10年経ってようやく分かりました
新規のお客さんがタコ焼きを買いに来てくれた時、「こっちは後回しでOKだから、新しいお客さんに出して」と言ってもらえたとき、お客の立場でアンタにしてやれるのはこれぐらいだけど応援してるよ!ってことがやっと分かりました
最後に見たぼくが不良品じゃ申し訳ない
8年前に病気を患い、それからずっと意識しているのは「最後に見たぼくが落ち込んでいたり悩んでいたりギャグが滑っていることだけはしない」
そういえば最後の方はタメイキ多かったよね
そういえば最後の方は笑い話が笑えなかったよね
そんなこと死後のぼくが聞いたら泣く(笑)
お金を払ってでも会いに来て良かったタコヤキ屋
「お店に来てー!」と言う事は
「お金を使ってー!」と言う事です
牛丼チェーンにいけば300円台で済む夕飯を、わざわざタコヤキ屋に来て食べに来てくれるのはなぜ?
同額だせば もっともっと美味しい料理が食べられるのに、どうしてわざわざインスタント味噌汁に乾燥ワカメを足したタコヤキ屋の晩御飯を食べに来てくれるのか?
この「ひとのこころ」を忘れずに
そして「提供できるベスト」を追っかけます
いつも本当にありがとうございます!
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