mutter
昔々私がまだ今よりももっと愚かだった頃
貴方は私に生きていく事を教えてくれた
貴方はとても尊く
そして暖かく
*
月日が経ち私は大きく育った
あの頃私が貴方に受けた恩恵を
今では私が与える立場になった
貴方のようにとても尊く
貴方のように暖かく
*
いつしか私は私が貴方に見えはじめて
私は貴方が邪魔に感じるようになってしまった
貴方を排除しようと私はナイフを手に取り
それを自分の胸に突き刺そうか
貴方の胸に突き刺そうか考えていた
*
貴方は私を刺しなさいと言い残し
それから目を瞑ったまま動かなくなった
*
*
mutter
*
誰が作り出したのか解らないような
世の中の決まりごとを何故君たちは繰り返す?
今の時代はもっと柔軟に構えていかなければ駄目だ
*
そんな事を私に説き伏せようと彼は必死だったが
型にはまらぬマニュアルを作れと言われている事に気づく
*
支離滅裂とは彼のような状態だと思うが
彼はそれに気づいていないのか
それとも私が愚かなのか
*
してもしなくてもいいことなんてどこにでもやまほどある
*
くちにださずにじっとたえてるひとなんてたくさんいる
*
なにもかもまちがっているのをしっているけど
*
誰が作り出したのか解らないような
世の中の決まりごとを私は繰り返す
柔軟に構えて生きていけない貴方と私
mutter 健康な生命
朝目が覚めても意識が戻って来ないので
珈琲を摂取する事にしたが
*
胃の調子が悪い
*
仕方なく胃薬を身体に投与し回復を待つ
*
腹が空っぽだと余計に胃を苦しめるだろうと
朝食を獲る事にした
*
昼になり幾分体調が戻ってはきたが
胃薬と朝食と珈琲が混ざっているようで
*
仕方なく気分だけでも向上させようと
自販機でコーラを買い身体に注いだ
*
一時的な気分の爽快感
*
その後に訪れた胃の中の摂取物の暴走
*
全てを嘔吐し、疲れきった私の精神と胃袋
急いで牛乳を飲み胃に壁を作らねば
私の胃はきっと死んでしまう
私は死んでしまう
*
夜になり幾分回復してきたが
夕食をとるのが憂鬱になっている
*
しかし栄養をしっかりととらなければ私は死ぬ
健康とはこれほど忙しいものなのであろうか
しかし私の身体は朝から酷使されていて
これ以上の努力をしても報われないので
結局夕食を回避することにした
*
しかし私は夕食をとっていないので不健康だ
*
このままではまた今朝の繰り返しだ
*
精神と肉体と胃袋は限界に達していた
*
*
健康を考えて眠れなくなるのは不健康なので
現実から私を逃がす為にアルコールを摂取した
*
アルコールを摂取して私の気分は晴れやかになった
*
私の気分は肉体と胃袋をおいて
*
快適になった
*
健康的だとおもう
mutter
何処かにとんでもない大きな穴があって
そこに好きなものをしまっておけるのなら
私と貴方をそこにぶん投げて
友人に全てを観察してもらおうと思います
mutter
価値を求めて
*
意味を探して
*
真実を見つめて
何を発見したら貴方は喜ぶのでしょう
何を手にしたら私は貴方に敬遠されるですか
私の知らない貴方
貴方の知らない貴方
価値を求めて
*
意味を探して
*
真実を見つめて
mutter
窮鼠猫を噛む
追い込まれてこそ力を発揮させて
光り輝くのがセオリー
そんな英雄戦隊を夢見てました
そんな人間になれると思っていました
最近巨大ロボなんかよりも
最後まで自分で出て行かないボス達に
私が見られてるようで
自覚さえもあるようで
いっそそうなろうかと考えます
あぁ死ぬのがとても怖い
負けるのが怖い
誰か・・
誰か・
代わりに・・・・・
mutter
些細な事に拘ると
ちっぽけな人間になるそうです
大胆な事をすると
適当な人間になるそうです
*
*
どっちだっていいよ
*
自分のスタイルであればいいんだよ
*
*
認められるとか否定されるって事は
ソースか醤油
*
*
どっちだっていいよ
mutter
個性=不満の図式
型にはまらぬ行動は美学なのか
孤独なことは不幸な事か
消えてなくなれと叱られました
だから消してしまいたいのです
それを望むことは個性でしょうか
mutter
固形を留める為に生存しているならば
やはり目に映るものが正義だとおもいませんか?
容易く人を励ましてはいけません
責任ってやつは人間の倫理観や発言さえも
いとも容易く捻じ曲げてしまうものです
例えるなら私が外人で
貴方が異邦人だとした時
きっと私は貴方を見捨てるだろうし
貴方だって私を敬遠するでしょう?
そんなものなんだと思いますよ、きっとね
コミューンこそ貴方を形成しそして貴方を
貴方の満足すべき方向に誘ってくれるものであり
そう有るべきなんだと思いますが
とやかく言う筋合いではないから私が言いますが
頑張れ なんて容易くいうもんじゃありませんよ。
mutter
完全無農薬の食料が僕を軟弱にした
僕等はもっと毒を吸収する必要がある
無味無臭の環境が貴方を立派にするなんて
僕等はもっと尊いものを愛すべきではありませんか?
マイナスイオンがなくたって貴方は生きていける
携帯電話が鳴らなくたって貴方は尊い
いつか皆死ぬ
その為にすべきことを真剣に考えると
最後に到達する場所はきっと
「とりあえず靴をはこう」に行き着くような気がします
mutter
自身を愚弄する事は美化に繋がり
涙は雨という表現で貴方の胸に響くなら
私は個人という生き物として瞼に格子をして
初めて神様に出会います
時代の流れ。。。ですか・・・・ ?
それ
なんなんですか?
きっと酷く弱っているんですね
ガラスの心臓ってやつですか ?
mutter
「それで彼女の涙なんて意味無い事に気づいたんだ」
感情を伝える為に顔を紅くしたり
涙を流したり笑ったり
気づきもせず淡々と私は演じている
信じているものも少なく
それが自分にどう影響を与えているのかさえも
相当窺わしいものだと思う
自殺というのは最高の演技だと隣にいる酔った中年達
死ねれば楽になれるだろう 死んだら楽になれるだろう
死ぬときは楽に死にたいものだ
死ぬときぐらいは楽に死にたい
死ぬことを何か勘違いしているような錯覚
死ぬことが最後の務めだとかんがえるような錯覚
みんないつか死ぬんだという錯覚
最高傑作は自分で創る
mutter
もうお芝居はお辞めくださいませ
私はもう嘘をつき過ぎました
嘘をつきすぎたおかげで私の顔は
すっかりと変わり果ててしまいました
*
私は貴方に捧げる生贄であるべき存在で
貴方は私を慰めてくれる優しいオジサンで
だらだらと日々の渦の中に吸収されるんです
*
3
*
2
*
1
*
眼を覚ましてください
*
貴方はもう貴方という形状を留めてはいけない
mutter
気の病という表現をただただ笑い
私は自分の棲む場所に
ゴロゴロと転がっていきました
*
ゴロゴロと転がっておりました
自分という固体を君の概念に参照してみると
私という人間を貴方は笑い
私のもつ計画を貴方は自慰だと笑います
*
*
いたって私は健康です
mutter
自分の感覚と世間の狭間で
こそこそと隠れながら成長をしていた
*
物事の流れにいつも振り回されて
それを攻撃の対象にしながら大きくなった
*
嫌いではないが好きでもない
いつのまにか自分を1番楽な方角へ
最適な歯車として機能させている
*
幼い頃感じていた感覚
*
*
煙草を吸うと大人になれると思っていた
煙草にも吸える限界がある事を感じた
*
かといってこれという逃避の術を
身に付けてはいなかった
*
仕組みが分かってきた分だけ
自分を破壊してみたくなった
*
いつかの自分を見ているようで
人にはウソをつけるようになった
*
あぁ・・・眠い
mutter
貴方と私の中には一体どれだけの差があるのですか
*
私は貴方と同じ年齢に達することで
貴方を感じることができるのでしょうか?
*
それを気づくのが遅いとか
まだ君は若いからからとか
上辺だけの理屈とかいえるんでしょうか?
*
*
それを言ってしまうと
私に貴方の価値観を押し付けられるような感情が
私にはどうしても許せないのです。
*
貴方と同じ年齢に達したら
貴方と同じ景色を見てきたら
貴方と同じ経験を重ねれば
*
私は貴方になれますか・
私は貴方になるのでしょうか・
私は貴方を許せるのでしょうか・
*
どうか・・・・・
*
私を貴方の窓から見ないで下さいませんか
mutter レクチャー
どうしても嫌いな人がいたとして
どうしても衝突しなければいけない状況を
どうしても逃れられなかった時
相手を犬の糞だと思って会話しましょう
糞を踏んだからといって仕返しに
糞をもう一度蹴りつける人は無い筈です
*
そうです
*
相手は犬の糞です
*
そう思えばいいんです
*
そう思えば楽になれます
*
最善の手段は触れるなということです
私にはとても糞と手を繋いであるいていく事が
Love&peaceにはみえません。
mutter
君の頭の中はどうなってるんだ?
*
おそらくあなたと同じ構造です。
どうやったらそうなる?
*
この頭でつくったらです。
もういいさがりなさい
*
*
頭をさげました。
mutter
人が死んだのに
次の日が晴天だと
生き生きしている
環境破壊を嘆きながら
毎日電気を使っている
なんでだろ・・・・・
mutter
人には無い素質や能力を発揮してこそ
それを才能と呼ぶのだろうが
才能とは人が認めた評価であり
比較対照あってこその才能の定義なのだ
*
天才・秀才・奇才
*
価値観や倫理観等どうでもいいことであって
それを世の中と呼ばれる土台に乗せてこそ
その人物の持つ才能と評価されるのだ
*
世の中の平和
*
ひたすら殺戮を繰り返す行為
*
原子力を使うこと
*
原爆を落とすこと
*
神様
*
悪魔
*
多数決であり土台なのだ
とどのつまり人を欺く行為だろうか?
人を愛する精神であろうか?
はーい皆さん手を挙げる準備はいいですか?
mutter
彼女の事がどうにかならないかと
絨毯を毟りながら心配していたら
そんなことは誰でも出来ることだと
絨毯に絡んでいた陰毛に教わった
なぜなら
私よりもっと彼は彼女を見ていたのだった
私の見えない彼女の足の裏を
彼は何も言わずずっと見てきたのだった
私には彼女の足の裏を
彼女の内面的な部分が見えていないのだ
*
見えているもの
*
見ているもの
*
彼女の足の裏
*
彼女の中身
*
彼女が世間でいう落ちこぼれなら
彼女をどうにかすることが対策なのか
彼女の『存在』を皆に洗脳させることが
彼女にとって最適な改善方法なのか
彼女に滑車でもつけて何処かにいかせようか
彼女の中身を乳児にでも叩き込もうか
彼女を社交的な物体に変えてしまおうか
彼女は悲劇の最中なのだから
彼女を見守ることが先決であると書き込もう
そうすれば彼は見てくれるだろう
*
彼女の足の裏
*
彼女の足の裏
*
彼女の足の裏は
私と何ら変わらずに踵がカサカサしていたのである
*
*
*
そうか
*
彼女も私も何ら変わりないのだった
mutter
無理です
*
出来ません
*
やれば出来るじゃないか
*
僕はなんにもしてません
mutter
僕は機能している
足もある 手も動く 僕は立派な人間だ
偉くなったら馬鹿にされないように僕は機能しなくなる
長生きをしようと僕は機能をやめる
機能を護る為に僕は機能を続ける
mutter
貴方が笑っています
ひ弱な私を見るに見かねてこう言いました
*とりあえず
*頑張れ
その響きに私の貧弱な身体と心は躍り上がりました
なんて素敵な言葉なのでしょう!
その言葉のおかげで私は何度命を救われたことでしょう
結局何も残ってはいませんがそれでいいんです
とりあえずの命ですから
mutter
交通事故に遭わないように必至に祈ってください
そうすれば僕は右を向き左を向き歩いていけます
美味しいものを食べさせようと腕を振るってください
そうすれば僕は何にでも美味しいと反応できます
僕は何所ですか?
僕は如何ですか?
僕はどこをみていましょうか?
僕は何を食べていましょうか?
ところであなたは今日何を食べましたか?
mutter:/18
人畜無害な言葉に神経を
自由奔放な暮らしに退屈を
すり減らし
持て余す
きっとこれがカタチってやつだ
mutter:/14
悠然と敵に立ち向かう騎士道の精神より
罪を償おうと一心不乱に神に懺悔をする事より
赤ん坊を床に叩きつける母親の愛よりも
君の涙の味が塩っ辛いのかどうかが気になります
mutter:/11
弱者としてはじかれることが
彼にとって最大の抵抗だったのだろう
欠落した感情をただ慰め続ける以外に
彼を形として留めておく手段はない
物体の価値観は重力で決めるべきだと彼は言う
mutter:6/9
君の叫びが今日も世間を歪めてゆく
彼女がテレビに行き着いたように大観衆も続いてゆく
体温を下げて正当化を推し量る・・・
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