「とにかく、動かすのは自分だという事を絶対に忘れるな。」
フォーメーションを開発する上で気をつけなければいけない事がいくつかあります
せっかく頭を痛めて苦心して開発したフォーメーションが「机上の夢地図」にならないように
・ディフェンスは奪いにいくのか?遅らせるのか?
・誰が「攻め」で、誰が「守り」なのか?
etc..自分なりの腹のくくり方=テーマを明確にしましょう そうすれば、攻撃に何人必要で、守りに何人必要かがボンヤリと見えてくるはずです
配置した理由を明確にしておけば、
失点した時でも「自分が未熟、相手が上」と言えるのです

[まず攻め方ありき]
サッカーは「相手より1点以上多くゴールを奪ったチームの勝ち」というスポーツです 同点イコール負けと思う人もいれば 同点は勝ちみたいなもんだというカテナッチョな人もいるでしょう
オランダサッカーの英雄
ヨハンクライフはこう言っています
「よく聞け 試合を見に来ているお客さんの存在を忘れるな お客さんが試合を見に来てくれるから給料がもらえるんだぞ
また観たいとお客さんに思ってもらえる内容の試合をするんだ
いいか、
みっともなく守りきって勝つよりも攻めきって負けたほうが良いんだ!!

という訳で攻めましょう!!!(笑)
ウイイレを買った時「ガンガン点取りまくるぞー!」という人はいても「おーし、家帰ったら守りまくったるぜー!」という人はいないはずです
さて「攻め」を開始する時に何が必要か?
そうです先ずはコッチがボールを「マイボール」にする事から始まります
マイボールにするには
1:相手から奪う
2:相手がラインを割る(スローイン、ゴールキック)
このどちらかです
特にゴールキックからのプレー再開は、敵もガシガシとボールを奪いに来ないので比較的安心楽チンでセンターラインまでボールを運べますが相手も布陣が再配備された状態からの「仕切りなおし」状態なのでゴール前のディフェンスのラインも枚数もバッチリです
引いて守られた状態からの得点というのは現実のサッカーでも難しいものです
プレー再開からの攻めは後述します
海外の強豪国と比べるとオランダのディフェンスというのは残念ながら1枚(本当は2枚と言いたい)力不足が否めません
僕の腹のくくり方ですが
DFで守る事(シチュエーション)になった時点で負け(失点)と思っているのでMF(特にボランチ)でボールを追いかけ、奪うことに必死です(笑)
もう少し踏み込んで言うと
ボランチのラインがディフェンスラインでありボランチが振り切られた時点でゴールキーパーしかいないと思って戦っています
けっしてディフェンスに何の期待もしていないという訳じゃありません ガンガン攻めるために、自陣ゴールに近い(深い)所で頑張りたくないんです(笑)
ゴール前で沢山プレーして良いのは「攻め」の時だけです
攻撃は最大の防御を地で行くオランダをこよなく愛する者としては
・守りに時間と回数をかけるのは大嫌い
・出来るだけ浅いところ(センターライン付近)で奪いたい
・ウィンガーに守備をさせて無駄にスタミナを浪費したくない
というのが心情です
そして、「奪ってからどう攻めるか?」
ウィンガーを使ってサイドで攻めるのか?
パスサッカーで中央突破やミドルシュートで攻めるのか?
状況によって様々なバリエーションで攻めるのか?
ウィンガーを使うなら3TOP
パスサッカーで行くならFWをポスト役として1枚配備して、トップ下を複数置く
何でも出来るようにするならピッチに満遍なく配備
etc..
こういったプラン(奪い方、攻め方)を実行するために「適材」が「適所」にいるか?というのもとても重要です
そのバージョン(ウイイレのシリーズ)のオランダ代表にどんな選手がいるのか?台所事情を把握しておきましょう
特にボールを奪う役割を担う[ボランチやMF]のタイプは重要です

[ウイイレオランダマニア的:最強布陣考察]
その1
英雄クライフの思想を継承し
3点取られても4点奪って勝つサッカーをするのなら

3-4-3 (3-3-1-3)
試合の流れの中でボールを奪ってからの「攻め」の始まり方としておそらく殆どの人が
「ボールを奪ったら、奪い返されないように近くにいる味方にパス」という選択をすると思います
奪った瞬間からドリブルでガンガン前進していく猛者に憧れます(笑)
「どこで奪うか?イコール、どこから攻め始まるのか?」
相手の陣形(守備の人数、ライン、対戦相手の心臓がドキドキしている)が整う前にスピード感タップリに攻めましょう
ただのカウンターサッカーじゃん。。と言う人もいるかもしれませんが
「スピードに乗った攻撃」や
「少ないボールタッチ」でゴールに向かえるチームは、
遅い攻撃も手数(パス)をかけた攻撃も出来るんです
この逆はありません
スピードの無い(遅い)チームがスピードを出そうとすれば、
相手ゴールに近い場所に選手を貼り付けておくしかありません
「大は小を兼ねる」のコトワザのように
早いという事は遅くもなれますが
遅いものを早くすることはできません
プロの料理人は美味しいものが作れるから
やろうと思えば不味いものも作れます
不味いものしか作れない人には美味しいものは作れないのです
これは物凄く大事な部分なので力説します(笑)
ウイイレでは、攻撃時に手数をかけすぎてゴール前でモタモタしていると
敵味方がゴールエリアに密集してしまいます。
そうなると苦し紛れにセンタリングかミドルシュートか
どちらにしても「確実性に欠ける攻撃」になりがちです
自分たちの攻撃が終わったら
何が待ち構えていますか?
んです。
「やりたくもない守備」の始まりです(笑)
このブログの前半で、マイボールにするのには相手から奪うか、相手がラインを割るかという話をしました
もしコチラが苦し紛れに打ったシュートが外れゴールキックになった場合相手は余裕でセンターラインまで行進してきます
ヒーヒー言いながら球を追いかけます 親指が痛いのを我慢し、「いい加減にしろよコノ野郎・・」と後ろからスライディングしたい衝動を抑えるんです(笑)
折角オランダというサイドアタッカー王国を愛したのです
とっとと奪い、サササッと決めちゃいましょう

[ウイイレオランダマニア的:最強布陣考察]
その2
そんな一本調子なサッカーなんてしたくない
サイドも真ん中も俺の物。というワガママなあなた(笑)

4-5-1(4-2-3-1)
日本代表も採用している布陣で、テレビで試合を観ている人は攻め方や守り方がイメージし易い。
感情移入もし易い(笑)
ただ実際プレーしてみると、ウィンガー(サイドMF)のスピードが秀逸なのでサイドバックのオーバーラップを待ってる間に相手の陣形、ラインが整ってしまうこともあるので
いっそのこと4-3-3にして
ディフェンダーを4枚センターバックにした方が堅い試合が展開できます

中盤のMFには
・パス精度、パススピード
・シュート能力(精度、ミドルシュート)
この2点が求められます
むやみにドリブルをして奪われると、
またしても不毛な守備タイムが始まるので
CBがボールを奪うorMFで奪ったら、前線の攻撃陣に転嫁しましょう(笑)
攻め方のプランとして
まずはMFがWGに配球し状況(相手との距離など)を把握し
①WG→MF→WGのワンツーパス
or
②WGにパスを出さずにCFにパス
or
③状況によってはスルスルっとゴールに近づいてミドルシュートをドカン
といった攻め方が効果的です
[ウイイレオランダマニア的:最強布陣考察まとめ]
・「攻めの目的」が美しいパスや疾風なドリブルを見せ付けるのではなく「得点」を得るためだという事を根源にし布陣を考えましょう
・「守って勝つ」為には最低1得点が必要、「点を取る布陣」で無ければ守って勝つことは絶対に出来ません
・「先に1点を取られても2点取って逆転勝ち」が出来る布陣が最強という名に相応しい。って信じてる(笑)
・オランダを使う以上、ウィンガーの起用やサイド攻撃は必須
・守りに入るとモロいので、とにかく浅い場所から奪取に目の色を変える
・MFは「奪い役」なのか「作り役」なのかをハッキリさせる
・ぶっちゃけ、じっくり攻めたいなら布陣は何を選んでも大差なし(笑)
[オランダ][最強][フォーメーション]というキーワードでこのブログに飛んできたなら3バックと3トップを是非一度試して欲しい。中盤の形はどうぞお好きに
次回は
実際に僕が愛用している3-4-3(3-3-1-3)で、
どうやって「攻め」、どれぐらい必死に「守る」かを紹介します
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